「人権週間」(12月4日~ 10日)
第25回人権セミナー
●講 師 大阪経済法科大学 菅原絵美 教授
●テーマ 「ビジネスと人権」を考える
〜これからの社会・市場から「選ばれる企業」とは〜
セミナーには多くの企業関係者が参加
自由同和会京都府本部(上田藤兵衞会長)と京都商工会議所(兒島尚宏専務理事)で構成する「京都懇談会」では、令和4年12月6日(火)、午後2時より、ホテルオークラ京都にて「第25回人権セミナー」を開催しました。
このセミナーは「人権週間」(12月4日〜10日)にあわせて、京都府民をはじめ行政、各種団体、企業などを対象に、人権意識の向上を図る事を目的に開催しているものであり、京都府・京都市・(公財)世界人権問題研究センターにも後援を頂き、NPO法人自由人権国民会議には協賛を頂き、盛大に開催されました。
冒頭、主催者として、上田会長と京都商工会議所・兒島尚宏専務理事から挨拶が述べられ、来賓紹介のあと記念講演とシンポジウムがおこなわれました。
記念講演では、大阪経済法科大学・菅原絵美教授(世界人権問題研究センター(プロジェクトチーム5ビジネスと人権研究員)が、「ビジネスと人権」を考える〜これからの社会・市場から「選ばれる企業」とは〜についてお話を頂きました。
近年、パワハラなど職場内の人権だけでなく、企業活動におけるサプライチェーンを含めた事業活動、人権侵害リスクを特定・評価・予防を講じる「人権デュー・ディリジェンス」(人権DD)の実施が企業に求められるようになっており、特に、日本でも2020年に「ビジネスと人権に関する行動計画」が策定されるなど、企業にとって人権問題は喫緊の課題であることから「ビジネスと人権」について講演を頂きました。
記念講演終了後は、シンポジウムに移り、菅原絵美教授と淀野実常務理事(世界人権問題研究センター)をパネリストに迎え、山口勝広事務局長(自由同和会京都府本部)が、コーディネーターを務め、企業として、どのような取り組みが求められているのかなど、具体的な議論が交わされました。
【主催者挨拶】
自由同和会京都府本部 会長 上田 藤兵衞
失礼します。
只今、ご紹介を頂きました、自由同和会京都府本部会長の上田藤兵衞です。
よろしくお願い致します。
まず、はじめに、この12月10日は「世界人権宣言」が、国際連合の第3回総会で採択されてから74年を迎えます。
その目的は、過去の大戦の惨禍を二度と繰り返さないという、強い意志のもと、「人権は平和の基」として担保されたのであります。
宣言を少し読み上げさせて頂きますと、「すべての人民と、すべての国とが、基本的人権の尊重の原則をもって、達成すべき共通の基準」として、採択されたのであります。つまり、人権の保障の目的ないし、基準を国際機関が初めて世界に訴えた画期的なものでありまして、日本国も12月4日から10日までを「人権週間」として、人権尊重思想の普及、高揚を呼び掛けております。
私たちの運動も、これら趣旨に沿ってのものでありまして、今日の「人権セミナー」となっております。
早いもので、25回目を迎える事になりました。
そもそも、この「人権セミナー」を開催するきっかけとなったのは、かつて京都府や市町村の同和行政をはじめ、京都商工会議所内においても経営指導員が「特定の運動団体」との関係で、機能が公正に果たせていなかった!
そのような、時期が長くありました。
そういった、府内で起こっている諸問題を解決していこうと、自由同和会と京都商工会議所が、共に協力致しまして、京都の落ち込んでいた経済活動を、政府の政策と整合した、インフラの整備や、経営基盤の確立と、経済的地位の向上、及び同和問題をはじめとする、人権問題の早期解決を図るためのセミナーの開催などを目的に、平成11年に「京都懇談会」を設置したのが始まりであります。
そして、第1回目のセミナーは、平成12年、京都大学名誉教授で、国連の「人権委員会」をはじめ国際法の第一人者であられる世界人権問題研究センターの安藤仁介所長にお願いしたのがスタートであります。
更に、節目の第20回には、同志社大学総長であり、政府の人権政策に関する審議会委員で、同じく世界人権問題研究センターの大谷實前理事長や、現在の理事長であられる、坂元茂樹先生などにも、ご講演を頂くなど時宜に応じたセミナーを開催して参りました。
今回のテーマも、現在、さかんに叫ばれている「ビジネスと人権」に、焦点をあわせて、ご参加の皆様に、少しでも、お役に立てるようなテーマとさせて頂きました。
そのような、意味において、ビジネスと人権のスペシャリストであられます、大阪経済法科大学教授で、世界人権問題研究センターの「ビジネスと人権」研究員の菅原絵美先生に、ご講演をお願い致しまして、本日の開催となりました。
これからの社会・市場から選ばれる企業へと成長していくためには、何が求められ、何をしなければならないのか、みなさんと共にリスキリングと言いますか、学んで参りたいと思いますので、ご清聴、よろしくお願い致します。
結びになりますが、ロシアのウクライナへの侵攻は、世界を恐怖のドン底へ押しやっております。
このジェノサイドを、いかなる理由がありましても、看過出来ない世紀の大罪であるということを示しまして、私からの挨拶とします。
本日は、ご参加、誠にありがとうございます。
京都商工会議所 専務理事 兒島尚宏
主催者を代表し挨拶を頂いた兒島専務理事
シンポジウム
●パネリスト
菅原 絵美(大阪経済法科大学教授)
淀野 実(世界人権問題研究センター常務理事)
●コーディネーター
山口 勝広(自由同和会京都府本部事務局長)
ビジネスと人権について議論が交わされたシンポジウム
●御来賓 |
(順不同・敬称略) |
【議員関係】 | |
自由民主党衆議院議員 自由民主党前衆議院議員 自由民主党京都府議会議員 京都市会議長 自由民主党京都市会議員 〃 〃 〃 〃 〃 元京都府議会議長 元京都市会議長・田中せつこ京都結婚塾理事長 自由民主党京都府議会議員山科区公認候補者 〃 伏見区公認候補者 自由民主党京都市会議員山科区公認候補者 〃 北区公認候補者 |
田中 英之 (代理 宮内れいじ所長) しげもと護 (代理 新村秘書) 二之湯 真士 田中 明秀 富 きくお 橋村 芳和 下村あきら 椋田 隆知 桜井 泰広 平山たかお 植田 喜裕 田中せつこ 大澤 彰久 瀧脇 正明 山本 修士 谷口みゆき |
【市町村関係】 | |
京都府人権啓発推進室長 京都市文化市民局共生社会推進室部長 |
浅野 浩司 寺井 一郎 |
●御祝電 |
(順不同・敬称略) |
【議員関係】 | |
自由民主党衆議院議員 〃 〃 自由民主党参議院議員 元衆議院議長 自由民主党前参議院議員 京都府議会議長・菅谷寛志 自由民主党京都府議会議員 〃 〃 〃 〃 〃 〃 自由民主党京都市会議員 〃 〃 〃 〃 宇治市議会議長 奈良県町村議会議長会長 |
田中 英之 本田 太郎 勝目 康 𠮷井あきら 伊吹 文明 しげもと護 菅谷 寛志 近藤 永太郎 荒巻 隆三 中村 正孝 のせまさひろ 園崎 弘道 藤山 裕紀子 古林よしたか 中村 三之助 山本 恵一 西村よしなお 道端 弘之 田中たかのり 堀 明人 新澤 良文 |
【市町村関係】 | |
福知山市長 舞鶴市長 綾部市長 宇治市長 亀岡市長 城陽市長 向日市長 長岡京市長 八幡市長 京田辺市長 京丹後市長 木津川市長 大山崎町長 久御山町長 宇治田原町長 笠置町長 束町長 精華町長 南山城村長 京丹波町長 伊根町長 与謝野町長 |
大橋 一夫 多々見 良三 山崎 善也 松村 淳子 桂川 孝裕 奥田 敏晴 安田 守 中小路 健吾 堀口 文昭 上村 崇 中山 泰 河井 規子 前川 光 信貴 康孝 西谷 信夫 中 淳志 堀 忠雄 杉浦 正省 平沼 和彦 畠中 源一 吉本 秀樹 山添 藤真 |
【各種団体】 | |
京都府警備業協 会長 |
宇多 雅詩 |
【自由同和会】 |
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自由同和会埼玉県本部 会長 | 本原 克己 |